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2005年12月16日 (金)

擬人化作文

この作文は、南国市のptaの広報誌に載せる為に、各学校の会長に依頼されたもので、少し従来と違った趣のあるものを書きました。擬人化作文です。書きながら、この擬人化作文というものは、物を大切にしたりする気持ちが生まれるのではないか。弱いものに対して、やさしい思いやりが生まれるのではないか。と思いました。

広報誌は12月中旬に発行されるようです。

スイカの王冠。

                         稲生小学校PTA会長 前田学浩

※はじめに、この文書は3年生の娘が授業で、“物”になった気持ちで作文することを学んでいましたので、私も挑戦して、夏祭りのシンボルになりかけたスイカの王冠になって書いてみました。

ぼくは、スイカの王冠です。スイカとして生まれた所は、高知県越知町の横畠。この横畠と言う所は、眼下に清流・仁淀川が270度の視野で見える山里のとっても景色のいい所です。川の反対側には、日本最古の地質を持つ横倉山があります。横倉山の南側の坂折川では、今年、オオサンショウウオの生息が確認されました。そんな、とっても自然豊かな所で、農家のおじいさんに大切に育てられ、大きく、大きく育っていました。

夏休みになり、仁淀川で子供たちが水遊びを始めた頃、ぼくは、農家のおじいさんにみそめられ(収穫され)、南国市の飛行場の近く田村という所の歩道橋の西側に行きました。ここでは、多くの仲間(スイカ)たちがいました。その仲間たちは、浮き輪を持った楽しそうな家族連れや男女の若者のグループにみそめられ(購入され)、車で別の場所に行きました。ぼくをみそめてくれたのは、派手なTシャツと短パン、そしてサンダルを履いた40歳くらいのおじさんでした。ぼくは、仲間3個(スイカ)、合計4個(スイカ)と一緒に車に乗って、10分くらい行きました。

車が止まった所は、夏祭りの会場の小学校でした。ぼくが生まれた越知町の横畠小学校は休校になりましたので、子供たちの声を聞くと大変うれしくなりました。でも、ぼくに近づいてきたのは、もう一人のおじさんで「会長、手伝おうか?種飛ばしの準備はどうするが?。」。「えっっと、種飛ばし用は、スプーンで中をくり抜いてスイカの玉を作るき、ほんでスイカの皮のきれいなものを、優勝者に王冠としてかぶらすき、中をふいちょってよ。」

『王冠って何?。』と思ったぼくが、スイカの王冠となりました。

小学校の夏祭りは、久し振りに開催されたとあって、地域の人も大勢集まっていました。夏祭りは6時から保育園児のゆうぎと小学生のリズムでスタートしました。その後、食べ物のコーナーが始まり、食べたり、のんだり、金魚すくいなどもしたり、みんな楽しく、笑っていました。7時30分になり、いよいよ、イベントコーナーの始まりです。イベントは、スイカの種飛ばし、スイカの早食い競争、尻相撲大会、そして花火です。

スイカの種飛ばしは、一人2回ずつ、保育の園児や小学生、そして、大人もやりました。

スイカの種飛ばしチャンピオンは、小学4年生の男の子で約6メートル飛びました。記念に、金メダルをかけてもらい、その後に、ぼくが、渡されました。チャンピオンの男の子は、ぼくをかぶるのをとても恥ずかしがりました。

『恥ずかしいのかな?でも、夏のフルーツの王様はスイカだから、王冠って言うことも、無理ないことなのに・・・。そういえば、ぼくを育ててくれた、おじいさんが言ってたな、近くに子供はいないけど、スイカを大きく育てて、町の子供たちを喜ばすんだって。そうだ来年、もう一度、スイカで生まれてこよう。そして食べておいしい、かぶって素敵な、小学生に喜ばれるスイカの王冠になろう。ぼくはまた、横畠で生まれ、稲生小学校でスイカの王冠になるんだ!!。』。  

※おわりに、来年も夏祭りを実施したいと考えています。そのときは、スイカの王冠には飾り物をつけ、りっぱな物にしたいと思います。

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