GEのバイタリティ・カーブとキャリア教育
合州国のGE社のあまりにも有名なジャック・ウエルチ会長のバイタリティ・カーブ〔活性化曲線〕を改めて、見直しました。
GE社では、毎年、全事業部門、全職場で、管理職が部下の総合評価を下し、それを曲線で表しています。部員の2割を指導力のあるトップA。7割を必須の中間層B。残る1割を劣るCに位置付け、Cの人には、辞めてもらうか、別の部署に配置転換をしています。
Cの人を追放する事を冷酷無残だと考える人もいますが、実はまったく逆の判断をしています。つまり、本人が成長もせず、昇級も無く、そのまま放置しておく事は「偽りの親切」でより残酷だと判断しているのです。
長い間、表面上を取り繕って平等に扱い、中高年になってから、「君はいらない」と放り出す方がはるかに、残酷だと判断しています。
競争社会の合衆国では、従来、そう言う方法が、大なり小なり、とられています。競争社会ではないが、右肩下がりが、はっきりしてきた日本でも、能力格差が顕著に出てくるような、評価システムが作られるのは避けられないようになりました。
キャリア教育に、厳しさを伝えていく必要があります。
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