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2008年6月23日 (月)

世界を見つめる目:全文

今日は、沖縄慰霊の日。沖縄の読谷村の小学4年生:嘉納英佑くんの誌を敬意を表して全文掲載します。

世界を見つめる目

やせっぽっちの男の子が微笑みながら、ぼくを、見つめた。

テレビの画面の中で・・・どんな事が会ったの?何があったの

何も食べるものがないんだ。でも、ぼくは、生きたい。苦しいけど、あきらめない。

ぼく頑張るよ。笑顔が、あふれる。生きる人間の力強さを感じた。

ぼくは、真実を見つめる目を、もちたいと思った。

悲しそうな目をした女の子が、涙を浮かべながら、ぼくを見つめた。

テレビの画面の中で、ぼくもその女の子を見つめた。

なぜ、悲しい顔をしているの?なぜ、泣いているの?

戦争で家族もいなくなっちゃった。家も、友達も、全部、全部なくなっちゃった。

悲しいよ、さびしいよ。どうすればいいの。助けて。

大切なものをなくした人間の弱さを感じた。

ぼくは、涙を拭いてあげる、やさしい手をもちたいと思った。

傷だらけの男の人が、苦しそうな顔をして、ぼくを見つめた。本の写真の中で。

ぼくも男の人を見つめた。どうしたの?痛いでしょう。ダイジョウブ?

争いからは、何も生れはしない。お互いに傷つくだけ。憎しみがつのるだけ。

人間のおかした過ちの、大きさを感じた。ぼくは、やさしくてあてしてあげる。

温かい心をもちたいと思った。

ぼくの隣で、おじいちゃんが、自分で見てきた出来事をぼくに伝えた。

苦しかった戦争の出来事を。ぼくに伝えた。

こわかった 疎開先での出来事をお父さんが、ぼくに伝えた。

食べるものがなく、苦しんでいる人がいる事を。

家がなく、つらい思いをしている人がいる事を。

家族と離れ離れになってしまっている人。残酷で悲惨な出来事。

悲しくなった。つらくなった。お母さんが何も言わず、ぼくを抱きしめた。

胸がいっぱいになった。温かいぬくもりがずっと、ずっと、ぼくの中に残った。

皆が幸せになれるように、

ぼくは、世の中をしっかりと見つめ、世の中の声に耳を傾けたい。

そして、いつまでも、やさしい手と、温かい心を持っていたい。

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