自立した人間とは?
2010年4月より、文部科学省において、鈴木寛文部科学副大臣(当時)の強いリーダーシップのもと、「熟議」(対話と恊働)に基づく教育政策形成のプロジェクトが開始されました。。
熟議とは、多くの当事者による「熟慮」と「議論」を重ねながら課題解決・政策形成をしていくことであり、具体的には、
①多くの当事者(保護者、教員、地域住民等)が集まって、
②課題について学習・熟慮し、議論をすることにより、
③互いの立場や果たすべき役割への理解が深まるとともに、
④解決策が洗練され、
⑤個々人が納得して自分の役割を果たすようになる、
というプロセスのことを言っています。
文部科学省においては、中央教育審議会等の専門家の検討に合わせて、車の両輪として、現場の当事者の熟議に基づく意見を踏まえ、政務三役が政策決定を行うこととしていおり、熟議に基づく意見は、対面で行う「リアル熟議」と「熟議カケアイ」サイト上で行う「ネット熟議」を組み合わせて行っています。
リアル熟議は、1年間で、全国津々浦々100回行われたようです。
私は、その中で3つのリアル熟議をコーディネートしました。
熟議のゴールは、日本人の中の“自立の定義のパラダイムシフト”だと、思います。
本当の自立した人間とは、周りの人と「確かめ合い」「尋ね合い」の中から、新しい価値創造が出来る人なのだと思います。
熟議を通じて、新しい価値創造をしていかねばなりません。
そのことがオリエントとしての日本の再生につながっていくと思うのです。
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